夏の名残に

晩夏のおすすめ
NEWS 046

8月も終わるかというこの時期は、季節先取りの生花業界ではそろそろ秋の花に主役交代です。
雨の多かったこの夏ですが、長期予報では暑さがぶり返すとかでこのまま涼しくなりはしないようです。
管理の難しい暑い時期に飾る切花は、暑い季節が旬の花、暑い国が原産の花がオススメなのですが、
個性的な色や形の存在感が強すぎてちょっと疲れてしまうこともありますよね。エネルギーが吸い取られていくような…
そんな時は定番をはずして、ちょっと落ち着いた色を選んでみてはいかがでしょうか。

一輪一輪、色の出具合が微妙に違って味わい深い茶色のヒマワリ。
クルクマもちょっと茶色の入った落ち着いた色なら南国ムードも控えめです。
ほかにケイトウやグラジオラスなどの夏を代表する花にもぐっと深みのある色の品種が出ています。
本来の暑さに強い性質はそのままに、秋の気配を感じるシックな色は、まさに今、飾っていただきたい花です。
夏の名残を楽しんだら、また来年あいましょう、ですね。