私は東京育ちなので、
7月中旬にお盆にまつわるあれこれを行うのは少数派である、
ということに気がついたのはだいぶ大人になってからでした。
7月のこの時期のお盆は『東京盆』という呼び方をされることもありますが
神奈川県や石川県、北海道などでも7月がお盆の地域があるらしいこと、
さらには、都内でも8月中旬のところや8月1日近辺で行うところなど
いろいろあることは花屋に勤めるようになってから知りました。
ご先祖や近親者の霊魂が
藁や野菜の牛馬に乗って煙に導かれてあちら側から帰ってくる・・・
なんともファンタジックなイメージで、昔の人の想像力に感心します。
廃れさせたくないなぁと思います。
現代の東京ではなかなか難しいところもあると思いますが
もともと地域によりご家庭により様々なやり方があることを考えれば
簡略化して『わが家風』にお迎えするのもアリじゃないでしょうか。